データマネジメントの国際資格CDMPとは?

はじめに

みなさん、こんにちは。ブログ第2弾となります。今回は、先日私が取得したデータマネジメントの国際資格「CDMP」について、その概要をご紹介しようと思います。
CDMP(Certified Data Management Professionals)とは、DAMA-I(Data Management Association International)という機関が認定している国際資格です。
DMBOKに関する内容や、データマネジメント業界の知識が問われる試験となっています。ただ、日本語版の試験が存在しておらず、ある程度の英語力も必要となります。
DMBOKを効率よく学習するための手段の一つとして、本資格の取得を目標とするというのも非常に有効です。またここ最近では、社内のデータマネジメント取組成果の一環として、CDMPを取得させたいと考えている方も増えてきていると感じています。
この記事が、そういった方にとって少しでも参考になればと考えています。
※DMBOKや、DAMA-Iについては前回のブログで記載しておりますので、お時間あれば是非ご一読ください。
DMBOKとは?データマネジメントを学ぶ上での必読本をご紹介

CDMP受験のための下準備

CDMPを受験する前に、まずCDMPとはどんな試験なのか?についてをご説明します。
CDMPは大きく8種類の試験があります。

①データマネジメント基礎試験(Data Management Fundamentals Exam)

②データモデリングとデザイン(Data Modeling and Design)

③メタデータ(Metadata)

④データ品質(Data Quality)

⑤データガバナンス(Data Governance)

⑥データウェアハウスとビジネスインテリジェンス(Data Warehousing & Business Intelligence)

⑦参照データとマスタデータ管理(Reference And Master Data Management)

⑧データ統合と相互運用性(Data Integration And Interoperability)

②~⑧の試験については、スペシャリスト試験と呼ばれており、DMBOKの各知識領域について深く問われる試験となっています。
さらに、CDMPには4つのレベルがあり、レベルにより取得条件が異なります。具体的には以下の表でまとめております。

CDMP4つのレベルと、合格基準

①~⑧の各試験料は311ドルと少々高額ですが、一度試験を購入すれば有効期限が無いため、自分の好きなタイミングで試験を受けることができます。(ただし、試験のチャンスは一度限りですのでご注意ください)
試験は100問で、制限時間は基本90分です。しかし、私たち日本人のような、英語が母国語でない人は20分追加され110分の制限時間となっています。
また、一度試験を購入するとPractice Exams(模擬試験)が受験できるようになります。模擬試験では、①の試験と同じ形式で、ランダムな問題が40問出題されるので、試験対策に非常に有効です。
※ただ、本試験と同じ問題が出る確率は高くないため模擬試験に頼りすぎないよう気をつけてください。

最後に

本来は今回CDMP Associateの合格法までお話ししようと考えていましたが、CDMPの概要をご説明するだけでそこそこ文章を書いてしまったので、次回本試験を受けるためにどんな勉強をしたのか?等についてまとめたいと思います。

CDMPを取得すると、①DMBOKを効率的に学べる、②今後データマネジメントの需要が高まるにつれ、転職活動や就職活動に有利になる。
という2つのメリットがあると考えています。特に②について、データマネジメントの普及が進む欧米諸国では、実際にCDMPを取得していると就職に有利になるケースも増えてきているそうです。
今後もデータマネジメントについて発信していこうと考えていますが、もしこの領域に興味をもつ方がいらっしゃれば、この機会に取得を目指して学習してみるのはいかがでしょうか?

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